私は投資を始めて間もない初心者ですが、いっちょ前にタツタ電線の株を所有していました。
タツタ電線の決算短信が公開にされた日、私は株を売却しようかとても悩んでいました。
というのもこのとき既に私の株価は△9,000円と微妙に下がっていたからです。
でも決済短信などを読み、タツタ電線の今後の業績はそこまで悪くないと思ったので、しばらく様子を見ることにしたんです。
ですが翌日、株価は△2万5000円に(T_T)
たっちゃーん!
心の中で叫びました。
そもそも買ったときが高かったので(よく考えもせず買っちゃった)仕方ないんですが、ネットではこんな記事がアチコチから出てくるんですよ。
タツタ電線—株価が急落で下落率上位
下落で上位・・・かわいそすぎる。
決算短信読んだけど、そんなに売られちゃうほど業績悪かったかな。決算短信の読み方が甘かったのかもしれないと思い、もう一度見直す事にしました。
ここからは決算短信の読むポイントをご紹介します。
この記事を読むとこんなメリットがありますよ。
★決済短信の内容がざっくりわかる
★投資前に決算短信を読むことで暴落のリスクを防げる
★投資した企業に愛着が湧く
わかりやすくするために、対話形式でお届けします。
決算短信とは
そもそも決算短信とは、株式を証券取引所に上場している上場企業が出す書類(証券取引所のルールで出すことになってる)で決算書の速報版になります
決算短信を見たい場合は『●●●(企業名) 決算短信』でググるか、企業HP、IR bankに記載があります。
具体的な説明は、タツタ電線の決算短信を例に使ったほうがわかりやすいと思いますのでスペシャルゲスト、タツタ電線のたっちゃんに来てもらいましょう。
ハジメマシテ、たっちゃんです。
タツタ電線のキャラクターを作ってみました。
たっちゃんを使って私なりの解釈を代弁してもらいます。ちなみに私もたっちゃんも、タツタ電線とは無関係です^^;
決済短信って年に四回出るみたいですが、何が書いてあるんですか?
どれくらい儲かったか、目標より儲からなかったらその理由とか、今後の予想とか。あと配当金(予想)とかですかね。
四半期ごとに出るので年に四回です。発表は企業によりますが、タツタ電線は2021年1月26日に第3四半期決済短信が出ました。
なるほど、ちなみにタツタ電線さんは売上にマイナスがついておりますな。
そこだけ見ちゃイカンです。決算短信にある『連結経営成績』を見てください。
売上はマイナスでしたが営業利益、経常利益はプラスだから損したわけじゃないですよ。
そうだったんですが。
株価の下落率上位なんて書かれていたから心配していました。
ネットの記事には収益が鈍化する見込みだから売られたのでは?って書いてありましたね。
実際コロナの影響は受けていましたし。そういった事も決算短信には書いてあるから読んだ人が売ったのかなぁ。
最後にもう1つだけ。借金はありますか?
企業の場合は『負債』といいますね。タツタ電線に負債はありますが順調に減っています。負債有無は決算短信の『流動負債』と『固定負債』の欄に書いてありますよ。
そうそう、あと1つ。利益の中に『特別利益』も要チェックです。
これは通常の売上以外で入った利益で、例えば経営が傾いて不動産や株を売却した利益も特別利益に入れがちです。妙に高額なときは理由を確認した方がいいですね。
こんな感じでたっちゃんに解説して貰いました😀
なるほど!たっちゃん有り難う!
まとめ
決済短信は会社の状況がよくわかる資料でした。
ぱっと見は堅苦しいことが書いてありそうですが、少なくともタツタ電線は素人でも読みやすい文章で書いてありました。
また、決済短信だけじゃなくてHPで事業内容や社長のコメントを読んでみるのも良いですね!
ちなみにタツタ電線は電線だけじゃなく複数の事業をやっていて、スマホに欠かせない電磁波シールドフィルムだったり、半導体の部品だったり、医療機器の部品や光部品も手がけているとか。
新しい技術開発に意欲的な伝統ある立派な企業です。
ですが・・・
しばらく業績は上がらないんだなと思って売っちゃったー!ごめんね、たっちゃん!
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